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ニコラ・カルマラン
Nicolas Carmarans ニコラ・カルマラン
もともとパリ生まれでビストロを経営していたニコラ・カルマラン。両親の出身地である南西地区オーブラック山脈に程近いコンプリエス村でワイン作りを始めたのが2002年、40歳のとき。ビストロ時代、多くの自然派ワインを扱っていたため、生産者たちとも交流があり、ワイン造りも自然なスタイルに興味を持っていたとか。
小さなぶどう畑を借りて、パリから時々通って手入れをしたのでした。こうして、周りの生産者の友人、シリル・アロンソやフィリップ・パカレ、マルセル・ラピエールなどにいろいろ教わりながらのワイン造りが始まりました。
そして2007年より、パリから完全に移住しワイン生産者として独立。200年前からあった急斜面の畑をたった一人で再生させ、地元品種を使った素晴らしいナチュラルワインを造っています。
「良いワインを造るには良い葡萄と時間が必要だからね。良い葡萄のための 作業は苦にはならないし、楽しみながらやっているよ」「ガメイを1000本植えたときはマルセル・ラピエールの葡萄の枝を分けてもらったし、この間はエリック・プフェリングが来て、枝先を切るのは根を切ることと同じだって教えてくれたよ」
初リリースから7年目を迎えた今、少しずつ増えているものの、たったひとりで造るワインの生産量は4種類合わせて8,000本程度の超限定。パリのビストロでは常に入手困難とあって、幻のワインとの評判も。