白・750ml
シャルドネ100%
彼が所有する区画の中で最も標高の高い丘の上の区画。周辺に遮るものが無いため、風が通りやすく霜の被害が少ない土地です。カストールとは本来ビーバー (Beaver) の事ですが、ここではギリシア神話に登場する双子の兄弟カストールとポリュデウケースより付けられました。(ちなみにフランス語では Castor et Pollux)石灰岩土壌の畑で、樹齢約20年。全房でダイレクトプレスを行い、その後古樽で24か月熟成。2018年の冬にサヴァニャンの澱を添加して再発酵を促し、2019年6月11日に瓶詰め。その後1年間の瓶熟成を経た後、リリース。亜硫酸はマロラクティック発酵後に 1g/hL、更に瓶詰めの前に 1g/hL 添加。2017年は4月頭に霜の害があり、収穫量が例年の75%にまで減少しましたが、春以降はとても暑くて乾燥した夏が続き、残された収穫されたブドウは濃厚で熟成度高め。この年はアルコール発酵が中々終了せず苦労したそうです。冬に停止し翌春に再開し、また冬に掛けて停止してしまったので、2018年のサヴァニャンの澱を添加し、再発酵を促して完成しました。
華やかな香りに、奥深い味わいのワイン。白い花の可憐な香りに加え、アーモンドやトーストの香ばしいタッチや花梨、グレープフルーツの皮と言った成熟した果実や柑橘系フルーツのアロマ。少々揮発酸が感じられますが、その事でワインにフレッシュ感と複雑感を与えています。全体的には丸みのある味わいで、果実と酸のバランスが最高。サービス温度は12〜14度をお勧めします。(輸入元資料より)
※写真はイメージです。