赤・750ml
サンジョヴェーゼ90%、コロリーノ、フォーリア・トンダ、マンモロ10%のブレンド。
2018年は、2017年とは全くキャラの異なるワインとなっています。以下ジョヴァンナのコメントになります。
“2017という、酷く暑く乾燥した年の翌年の2018は、春から夏にかけて十分な量の雨が降り、気温的にも非常にノーマルな年だった。ブドウ樹は、収穫期までしっかりと仕事を完遂し、豊富に生ったブドウもゆっくりと成熟することができた。レ トラーメ2018は、寛いだ佇まいのワイン”
実際にワインを試飲してみて、ジョヴァンナの言う“寛いだ”がとてもしっくりきました。植物は太陽なくして生きていくことができませんが、カンカン照りが続けば、それはそれで植物にとってはストレスの対象となってしまうのと一緒で、ほどほどな雨は植物にとって恵みとなりますが、大量の雨は光合成も阻害しますし、病気のリスクも高まる…。
レ トラーメ2016は、圧倒的な太陽に恵まれていながらも、その太陽を苦にすることなくすくすくと育った印象があるのに対し、2018は2017年という暑く乾燥した年の後で大地もブドウ樹もやたらと喉が渇いていたところに、そこそこに降った雨が災いどころか恵みの雨にしかならず、そのブドウ樹が感じたノーストレス感がワインの味わいの中にも表現されているという事なのかと…。2017年のような年には、新梢の生長も望めず、その結果として僅かなブドウしか生りません。ブドウ樹にとって、より多くのブドウを生らせるという事は、自身の種(しゅ)を守るために非常に大事な仕事で、それが叶わなかった2017年の次の年に雨に恵まれたわけですから、前年の鬱憤を晴らすかのようにブドウを沢山生らせることもとても自然な事…。もうサイコーに美味しいワインです!(輸入元資料より)
※写真はイメージです。お届けは2018年となります。