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クロ・ルジャール
Clos Rougeard クロ・ルジャール
シャルリー・フーコーとナディ・フーコー兄弟は、1664年から340年以上にわたり、たゆまなく続く家族経営の蔵元「クロ・ルジャール」の8代目として1969年からワイン造りを行なっています。
ロワールで「クロ・ルジャール」と言えば、誰もがロワールのトップ生産者として名を挙げ、フランス国内はもとより国際的にも権威を誇る造り手ではないでしょうか。世界中のオーセンティックなレストランが彼のワインを求めますが、長年の顧客のみにワインの販売を行い、その入手は困難を極めます。
ワインにも王者の風格とも呼べる存在感のある味わいを備えており、ワイン専門誌からの評価も常に最高クラスに位置する造り手です。そんなクロ・ルジャールは100年単位の歴史を持つワイナリーであり、ワイン造りの哲学を長らく堅持しています。
クロ・ルジャールでは、昨今の自然派ワインのムーブメントとは全く違う時間軸とベクトルで、自然な栽培、自然酵母による発酵、亜硫酸の使用を最小限に抑えるなどのワイン造りを何十年、何百年と続けてきました。本来の意味での「クラシック」なスタイルは、現代の自然派と哲学を共有しており、威厳と風格を備えたワインでありながらも純粋さと伸びやかさを備えています。
最高樹齢80年のカベルネフランが植わる畑から生み出されるトップキュヴェの「ル・ブール」は、比類無き繊細さと複雑な風味を持ち、その品質の高さはロワールの枠を遙かに超えてボルドーグランクリュをも凌駕するほど。
そして、彼らが渾身の想いを込めて造る白ワインであるブレゼは、ロワールの 生産者が時折口にする「世界最高の白ワインを生み出すブドウはシュナン ブランである」という言葉を体現するような風格と圧倒的なまでのメッセージを内包した ワインとなっています。