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アンジェロ・ガヤ
GAJA ガヤ
国際的評価においてバローロの陰に隠れていたバルバレスコを世界的に有名にしたアンジェロ・ガヤ。文字通りバルバレスコの帝王と呼ぶに相応しい人物です。(ギトギトにくどいほどにエネルギッシュでオーラに満ちあふれていた 御大もお会いすると最近はずいぶんと丸くなったなぁと思います。)
丹念に細部まで計算し尽くされたワインは、強烈で活き活きとし、くっきりしたガヤの性格そのものとも言うべき素晴らしいもの。ピエモンテの現代的ワイン造りはガヤが先鞭を切って作り出したものと言っても全く差し支えないでしょう。
ただ近年のガヤは値段が跳ね上がりすぎて愛好家から少し敬遠されがちになっているようにも思います。(今更ガヤに大枚をはたくなら・・・と)確かに彼のワインは素晴らしいし、品質的にも間違いないんですが、なんだかこころ惹かれないというか、面白みが無いというか・・・。そもそも、最早小遣いで買えるワインではない・・・。
でも、昔の茶色ラベルは言わずもがな、80年代くらいのガヤは本当に素晴らしいです。価格さえ穏当ならば間違いなくイタリア最高のワインのひとつでしょう。むかし、私も当時の正規輸入元の友人経由で蔵出しの80年代を色々と飲みましたが、改めて素晴らしさに感銘を受けた覚えがあります。フランク・コーネリッセン曰く「80年代、90年代初期のガヤを飲まずにガヤを語ってはならない」と語っています。
今回、貴重な80〜90年代の古酒をかなり穏当な価格にてご案内させていただきますが、アンジェロ・ガヤのワインを飲み尽くしたフランクが語った凄みを体感いただけるでしょうか。