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レミ・セデス
Remi Sedes レミ・セデス
2013年にペイ・ナンテにドメーヌを設立。「まだ、初心者なんですよ」と謙遜するレミ氏。真面目でかつ、人なつっこい性格。出身はジュラ、もともとはアコーディオン奏者という経歴を持つ。以前から農業が好きで、2004年から6年間住んでいたボルドーの農業大学で栽培を学ぶ。
その時に出会った妻がナント出身だったことから、ロワールへの縁が出来る。元々林の管理の仕事をしたかったが、ミュージシャンへ転身。植物への想いがつのり、「難しいから(簡単ではないの意)」という理由でブドウを選び、ボルドーへ。ボルドー時代は、孤高の自然派シャトー・ルピュイや、農協での経験も積んだが、自分がのめり込んだのはロワールの酸がのった美しいスタイル。「ミュスカデは若い人にとって夢がない。苦しい土地、寒い、雨もある。だからこそ、そこで素晴らしい自然なワインを造りたい。」という想いから、かつて類を見ないワインが出現した。
真面目で、人なつこくて、繊細な芸術家肌なレミ。「日本人は繊細なんだろう?」と、少しでもシワがよったキャップシールのワインは、日本向けには入れない。こんな真面目なフランス人初めてだ!
ナントのガメイの名手「パネオリ」から、この地ならではのガメイの本質を得た。パネオリは高齢。才能ある若手に伝えたい。いずれ引き継ぐ可能性も。昔ながらのワインが大好き。それが際立つ自然派だった。自然派総帥ともいえるジャック・ネオポールとも親交が深い。
ガメイは花崗岩が大好きなぶどう。その真髄を体験。大西洋から60kmで海が近いことによる塩気的ミネラルが伸び伸び!ロワールの最高峰の畑に見られる黒い岩盤の火山岩も存在する。
現在畑は4haで、うちガメイは2.5ha。ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)のヴィエイユ・ヴィーニュが1.5ha。プレ・フィロキセラも多くある。ボージョレーと同じ品種のガメイ。将来は、自分が完璧に目を光らせる規模の6haを目標にしている。(輸入元案内より)